働く価値ー稼ぐ・働くは楽しい!?④ひとりビジネス「コミュニティを作る」

ビジネス(business)

書籍紹介

ひとりビジネスの教科書 

著者:佐藤 伝

重要点

 ひとりビジネスは1人でやらないこと。自分にはない視点、技術、知識、経験を持つ人とチームを組み、価値を共有できるお客さん(ファン)を増やしていくコミュニティ作りである。

【行動】やらない条件を考えるより、とにかく行動する

・「シンクロ思考」で行動しながら、同時に足りないことを考える。

・ビビっとした直感を大切にして、サクッと行動する。

【思考】行動の源となるミッション、ビジョン、コンセプトを動きながら決め、ブラッシュアップしていく

・ワクワクするミッション・ビジョンを持つ

・コンセプト・テーマを決める

 誰に(対象)×何を(問題解決)×どのように(手段)

【ビジネス】ハードルを高くしすぎない

・売る商品、サービス、コンテンツはオリジナルにこだわらない。

・身近な人から紹介や口コミで広げていく。

・既に成果を出している人とコラボする。

目次

・ひとりビジネスの考え方

・ひとりビジネスのやり方

・コメント

ひとりビジネスの考え方

【ひとりビジネスとは】

 本書では自宅起業のことであり、以下のようなシチュエーションがある。

  • 会社員が副業として
  • 学生が勉強しながらお金を得る手段として
  • 専業主婦がママ友の横の繋がりを活かしてお金を得る手段として
  • シニアが経験や人脈を活かしてたセカンドライフとして

 そして、新型コロナ感染でリモートワークや在宅勤務が一般的になり、インターネットを利用する裾野も広がり、ひとりビジネスができる環境が整っている。

【楽しむ】

 本書が提案するひとりビジネスは受注型ではなく、提案型を勧めている。

〇 提案型

 自分からどんどん提案してみんなに広めたい商品やサービスを売る→自分が好きだから、みんなに広めたい

〇受注型

 指示があり、厳しいオーダーやタイトな締め切りがある、精神的なプレッシャーある

 そして、自分の得意なことを活かし、経験や専門知識で儲ける。例として、本の出版、レクチャー動画作成、イラスト冊子の配布、カンセリング等。

 やりたいこと、何をやれば良いかわからない場合は好きな商品やサービスの紹介であるアフィリエイトしながら、やりたいことを探すことを勧めていた。

【やり易くする】

 初期投資は少なく、小さく始めて大きく育てることが重要である。大きくお金をかけて始めると、失敗した時のプレッシャーで押し潰され、上手くいかないことがある。

 また、シングルキャリア・マルチインカムを目指す。今までやってきた仕事で培ってきた知識や経験を活かして、本業とは異なるお客さんからのキャッシュポイントを増やす。逆のマルチキャリア・シングルインカムは新しいことを覚えて、自分のキャリアを築くため、立ち上げに時間と労力がかかる。

 自分の興味、強み、経験をどうビジネスにリンクさせるかというアイデアが重要であり、素早くスタートダッシュをきりやすい。

【コミュニティ作り】

 価値観の合う仲間とチームを組んで、お客さんファンを増やし、自分のビジネスを広げていく。

 ひとりビジネスの最大のコツは1人でやらないこと。自分にはない視点、技術、知識経験を持っている人とチームを組めば、多くのことに対応できるチーム作りになる。価値観が合い、お互いに応援し合える仲間が良い。

【ひとりビジネスの心構えー行動】

1) 走りながら考える「シンクロ思考」

 〇〇したらやろうと条件をつけてスタートを先送りする人は向いてない。

  • 時間ができたらやろう
  • 貯金が100万円貯まったらやろう
  • 人脈10人の支援者ができたらやろう
  • 知識20冊本を読んだらやろう

 シンクロ思考は行動しながら同時進行でやる。走りながら、足りないことを補う。「何が足りない?」「大切にすべきことは?」「今何を学ぶべき?」と考えながら、行動をする。

→走り出さなければ、見えない景色がある。

2)ビビサクで行動する 

 ビビっと直感を感じたら、サクッと行動する。そういう時は成功しやすい。

【ワクワク感】

 〇〇であるべき、すべきと考えず、自分のワクワク感を大切にして、ビジネスをじっくり育てる。

【お客さんのことを考える】

 お客さんと一緒に作るビジネスであり、自分の得意なこと、好きなことをやって自己満足で終わらせない。

ひとりビジネスのやり方

【①コンセプト・テーマ決め】

誰に(対象)×何を(問題解決)×どのように(手段)
コンセプト

 まずはビジネスの基本である上記コンセプトを考える。対象としているお客さんが「困っている状態」から「問題が解決し、喜んでいる状態に変わることを想像した時にワクワクするなら、それをテーマにビジネスをする。

 そして、コンセプトからワクワクする短い文章のコアメッセージを作成し、それを旗印にビジネスを進める。

【②商品】

 お客さんに役に立ち、満足すれば、どんな商品でも構わない。オリジナルにこだわる必要はない。後からオリジナルを出せば良い。まずは他人の商品の仕入や紹介を行い、ビジネスのスタートを着手し、ビジネスの感覚を鍛える。そして、後からオリジナル商品を出す。または、手を組んでコラボ商品を出す。

〇 商品の種類

アナログ商品モノ
デジタル商品データ、動画、音声

〇 サービス

ホビー特技を売る。ネイル、写真、マッサージ。
相談コンサル、カウンセリング、コーチング
イベントイベント主催 セミナー
紹介人やモノ、サービスの紹介

 アナログ商品、デジタル商品、サービスをバランス良く組み合わせ、ビジネスを行うことも良い。

〇 商品の価値

機能的価値基本的な機能
付加価値基本的な機能に直接関係ないが、差別化できる部分
例) ボールペン
書く機能とは関係のないプレミアム感のあるボディ素材や持ちやすさ等
心理的価値得られる感情的なこと。優越感、安心感、満足感など

【③集客、販売】

〇 集客 

 まずは情報発信を行う為に、自分メディアを作る。本書では以下のメディアが紹介されていた。これらを連携させ、お客さんを集める。

基本3点セット:ホームページ、ブログ、メルマガアフィリエイト。良い商品を載せる。
SNS、ミニブログ新聞や広告のヘッドラインの扱いのように、ブログ等の基本3点セットを誘導する入り口として。
動画お客さんさんに働きかける力が強い

 集客・マーケティングには口コミが重要。口コミが広がる仕組みを作り、自然と集客できる状態にすることが良い。集客のコツは身近な人(友達)から紹介や口コミで広げていく。そして、影響力のあるキーパーソンにアプローチして、より集客力を増やす。固定ファンが既に多いキーパーソンの特徴を以下に示す。

  • SNSのフォロワー数が多い。
  • 自分の本を出版している。
  • メルマガの発行部数がかなりある。

→そして、自分と相性がよく、お互いに信頼関係を築けるキーパーソンが良い。

 そして集客の手段として、キャッチコピーがある。短いフレーズで秀逸なキャッチコピーに人は集まる。

 大前提として、忘れてならないことは集客するには商品の信頼と共感が必要となる。

〇 販売

 すでに成果を出している人と手を組むコラボ戦略が販売力を伸ばす手段としてある。成功例として、ソフトバンクが挙げられていた。ソフトバンクは上新電機、ハドソン、Yahoo、アップルと組み、販売力を身に付け、会社の規模を大きくしていった。

 ひとりビジネスにおいても、ひとりで悩んでいるより、誰かとコラボした方が良い結果に繋がる。

 異業種とコラボして、思いがけないコンテンツが生まれることがある。

【④ミッションとビジョン】

 ひとりビジネスを続けるモチベーションを保つには「ミッション」と「ビジョン」が必要。ひとりビジネスの軸となる。

ミッション使命のこと。自分のエネルギーをどこに向けるか。
人生に何を求めるかではなく、自分が何をすることを求められているかという人生の根っこの部分となる。
ビジョン志のこと。思い描く理想の世界。
見つける為には「何の制約もなければ、どうありたい?」右脳的な考えで心から望んでいることをイメージする。

→これらを書き出し、言語化する。リマインドすることで習慣化する。

 力強いミッションとビジョンは他人をも巻き込む力がある。ひとりビジネスでうまくいかない原因として1人よがりがある。ミッションとビジョンが周囲の人と共有できていないことが原因としてある。

 ミッションとビジョンはビジネスが進むにつれてブラッシュアップするべき。未完成のままでもまずはビジネスを進める。発信し、アウトプットすることが重要である。進むにつれて、見えてくる景色がある。ミッションとビジョンを完璧に仕上げようとし、ビジネスができないのでは意味がない。

 

コメント

 本書では他にも詳細なひとりビジネスの方法等が書かれていた。ひとりビジネスの基本的なことが書かれ、始めたい方や興味がある方に一読をお勧めする。

 日本は欧米と比べて、フリーランスやベンチャー企業の割合が少ない。新しいビジネスを志すことは苦難も伴うが、人に貢献し、自分の力で作り上げる過程こそが人生を豊かにするはずである。その為にも本書で書かれていたようにハードルを低くし、適正なリスクで行動をし、小さく始めて、大きく育てるひとりビジネスが重要なきっかけとなるはずである。そして、ひとりビジネスで得られる新しいコミュニティ繋がりを作るということは、人生を豊かにする魅力の1つでもある。

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