イノベーションを難しく捉えない 

イノベーション(innovation)

記事名

資生堂、Paidy、JINS……イノベーションの「仕掛け人」に聞く、新規事業との向き合い方

2022年8月15日 17:00 ビジネスインサイダージャパンの記事

資生堂、Paidy、JINS……イノベーションの「仕掛け人」に聞く、新規事業との向き合い方
第一線でイノベーション創出の現場に携わるリーダーたちは、イノベーションに必要なもの、不要なもの、また日本が秘める可能性をどう捉えているのだろうか。

トークセッション記事

【以下、話し手】

コバリ・クレチマーリ シルビア(Paidy CMO)

井上一鷹(Sun Asterisk Business Development Section Manager)

中西裕子(資生堂 R&D戦略部 マネージャー)

遠藤祐子(メディアジーンMASHING UP編集長 / メディアジーン執行役員)

前置き

 日本をもっと良い国になる。日本はインフラが整って、比較的住みやすい国である。また、世界で活躍するスポーツ選手や科学者もそれなりにいる。先進国である欧米や大国である中国やインド等の勢いは凄いが、小さい国なりにできることはまだまだある。

 記事にもあるが、日本は人口減少によるマーケットの縮小や、競争力の低迷など、さまざまな問題を抱えている。そのような現状を打破する為にはイノベーションの視点が必要だと思う。本記事でイノベーションについて考えるきっかけになり、参考になることがあったので紹介する。

記事中の重要なこと まとめ

 イノベーションは、無理難題の苦しいことでも、奇跡でもない。多様な人が集まり、いらないものは捨て、本質を見極めることで、夢中になれるヒントがある。

【人と交わる】

・イノベーションとは結局「人」

多様な人を集めて(ダイバーシティ)ナレッジをシェアし、新しいものを積極的に生み出す。

・自分と違う脳みその人とコミュニケーションをとる

・『自分と違う人と話すのって単純に楽しい』というマインドを作ることが大切

・違う脳を持った人と話すことで内観でき、自分が何をしたいかがクリアになる。イノベーションのきっかけになる。

【捨てるものを決める】

・捨てるものを決めると、やるべきことが見えてくる

・いらないものを全部捨てて、必要なものだけを残し、『何をやらないか』を決めると、素晴らしいものが生み出せると考えられる

・マネジメントは捨てて良い
「マネジメントは、イシューごとに枠に分け、そこに部下を割り振って行動をウォッチする。そんなものは、立ち上げの時にはいらない。必要なのは枠ではなく軸であって、その軸にメンバーが集まるのが理想。新しいものを作るという熱意のあるメンバーを集められれば、マネジメントはいらない」

・引き算の文化から無駄をなくすためのイノベーションができる可能性がある。

世の中には今も無駄がたくさんあり、無駄をなくして新しい価値を作ったり、“もったいないの精神”から無駄を生かしたりできる

【その他考え方】

・リスクを取らないとイノベーションは生まれない

・人々の行動を後押しするデザイン思考とスムーズなCX(顧客体験)

・変化や対立を恐れないこと

・何より結果を出すためのアクションにこだわること
【イノベーションとは何か】

・夢を見ること(シルビアさん)

・ワクワク夢中になれて、結果、人をワクワクさせられるもの(井上さん)

・人の幸せを増やすこと(中西さん)

記事を読んで考えこと

 この記事の文章にもあったが、イノベーションと聞くと敷居が高く、難しい印象を受ける。確かに自分自身も難しく捉え、勉強しなければならないという思いもあったかもしれない。

 極論にもなるかもしれないが、イノベーションを以下のように単純に考えてみた。

【イノベーション】

 色々な物事の組合せ。人々や時流にマッチすれば、人々の幸せ増やすことができる

そのためにやること

・顧客を含め、色々な人と話す。

→ダイバーシティ

・色々な視点や角度からモノゴトを眺める。

→デザイン思考、CX(顧客体験)、逆張り

・やめる、捨てる、省く。大切なことが見えてくる。身軽になり、視野が広がる。

・色々な場所で、色々なことにチャレンジして、新しい視点を得る。

 小さく始めて、ハードルを低くし、チャレンジした結果の失敗を気にしない。失敗も新たな視点となる。

終わりに

 記事に以下のことが語られていた。「日本の製造業が強かった時代を知っているので、どうしても日本のイノベーションを再度盛り上げたいという想いがあるんですよね」

 日本を想う人がいる。

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